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献体について

1. 献体とは

献体とは、医学 ・ 歯学の大学における解剖学の教育 ・ 研究に役立たせるため、自分の遺体を無条件 ・ 無報酬で提供することをいいます。献体をご希望の方は、生前から献体したい大学またはこれに関連した団体に名前を登録する必要があります。

2. 献体の申し込み

住居地の都道府県にある医科大学(大学医学部)か歯科大学(大学歯学部)、または、献体の会にお問い合わせください。申し込み先は大学病院ではありません。団体や大学によって多少手続きの形式が違います。申し込み先に請求すれば献体に関する申込書を送ってもらえます。電話で請求されても結構です。この申込書に必要なことを記入 ・ 捺印の上、申し込み先へ返送してください。

なお、献体登録にはご親族(配偶者 ・ 親 ・ 兄弟 ・ 子 ・ 孫など)の同意書が必要です。生前、献体登録をしておられても、死後、実際にその遺志を実行できるのは、ご遺族(肉親の方がた)であって、申し込み者本人ではありません。したがって、ご遺族の中に一人でも反対がありますと献体は実行されず、その遺志が生かされないことにもなりかねません。そのため、献体登録をする時にあらかじめ肉親の方々の同意を得ておくことが大切です。また、登録後も、できるだけ多くの身近な人達に理解しておいてもらうよう、その旨を伝えておくことが必要です。

3. 臓器提供をご希望の場合

正常解剖には眼球や腎臓などの臓器が揃ったご遺体がより望ましいのですが、アイバンクなどへの登録も同時に希望される場合は、同時登録を受ける所と受けない所がありますので、献体の申し込み先にお問い合わせください。また、献体登録が可能な年齢は各大学により違いがありますが、ご高齢の方が優先される傾向があります。

4. 献体登録の完了

入会申込書(献体登録申込書)を提出しますと、会員証(献体登録証)がもらえます。その会員証には、献体先大学名と死亡時の連絡方法などが書かれていますので、大切に保存しておき、家族や身近な方々にもよく知らせておくことが必要です。旅行の時などには、不慮の事故にそなえて、会員証を身につけておくことも大切なことです。

5. 献体の手順

献体登録者(会員)が死亡された時、ご遺族あるいは身近な方は、会員証に書かれた連絡先(献体登録大学)へお電話ください。その際、葬儀の日取り ・ その他のご遺族側のご予定 ・ ご希望なども含めて、ご遺体の引き取りの日時や手順を大学側と相談してください。

ご遺体の引き取りの日時を考慮の上、通夜 ・ 告別式を行っていただきます。通常の場合、葬儀の後ご遺体は荼毘に付されますが、献体される場合は、ご遺体を申し込み先の大学にお運びします。ご遺体移送費と火葬費は、各大学が負担いたします。

6. ご遺骨返還の時期と方法

献体された後、ご遺骨がご遺族に返還されるまでの期間は、大学によって差がありますが、普通は1~2年、長い場合は3年以上掛かることがあります。これは、次のような理由によるものです。
◆防腐処理等の解剖準備期間として3~6ケ月ぐらいが必要です。
◆解剖学実習期間として通常3~7ケ月ぐらいが必要です。

実習は大学ごとに決められた時間割によって行われるために、その年の実習に間に合わない場合には翌年の実習まで保管されることになります。その他、お預かりしているご遺体の数の状況によって返還までの期間が変わります。解剖学実習終了後、ご遺体は一体ごとに大学側で丁重に火葬し、ご遺骨をご遺族にお返しいたします。ご遺族の火葬の立ち会いは、原則として行いませんが、ご希望の場合はご相談ください。なお、いずれの大学でも、献体された方々のために、大学の公式行事として毎年慰霊祭が行われています。

7. お問い合わせ先

財団法人  日本篤志献体協会
〒160-0023東京都新宿区西新宿3丁目3番23号ファミール西新宿4階404号室
TEL : 03-3345-8498FAX : 03-3349-1244E-mail : info@kentai.or.jp